第64回日本新生児成育医学会・学術集会

サテライトセミナーのご案内

低体温療法実践講習会

日時

2019年11月26日(火) 15:00~18:00

会場

かごしま県民交流センター 東棟3階大研修室1

テーマ

「低酸素性虚血性脳症~中等症と軽症のはざまに光を当てる」
 例年、新生児成育医学会の時の講習会はワークショップ形式の実践講習会でしたが、今とてもホットな話題である「軽症脳症」に注目した講義形式にさせて頂きました。これまで予後良好ということで治療対象でなかったSarnat stage 1のお子さんたちの長期予後が徐々に明らかになってくる中、世界中が軽症脳症への低体温療法の効果について注目しています。
 計画中の大規模トライアル「Cool MiNE」のご紹介も含め、これから我々が取り組んでいくべき話題について、皆さんと熱いディスカッションができればと思っております。

参加費

無料(事前予約は不要です)

プログラム

  1. Baby Cooling Japan予後データ解析途中経過
    (名古屋第二赤十字病院小児科 津田兼之介)
  2. 特別講演 臨床工学技士の視点から考える低体温療法
    (神奈川県立こども医療センター医療安全推進室 松井晃先生)
  3. なぜMild HIEが注目されているか?Mild HIEの発達予後
    (国立病院機構岡山医療センター新生児科・神経小児科 竹内 章人)
  4. Mild HIEの臨床所見(神奈川県立こども医療センター新生児科 柴崎淳)
  5. Mild HIEのMRI(神奈川県立こども医療センター新生児科 柴崎淳)
  6. 冷却したらどうなる?これまでの臨床研究から
    (国立病院機構岡山医療センター新生児科・神経小児科 竹内 章人)
  7. 冷却したらどうなる?考えられる落とし穴
    (名古屋第二赤十字病院小児科 津田兼之介)
  8. Cool MiNE Trial概要(名古屋市立大学 新生児・小児科 岩田欧介)

新生児低体温療法登録事業事務局
問い合わせ先:info@babycooling.jp

第1回 LUNG CLUB

日時

2019年11月27日(水)18:00~19:30(学会初日)

会場

SHIROYAMA HOTEL Kagoshima
第6会場 「4階 アイリス」

開催の目的

新生児呼吸器疾患に係わる諸問題および関連する新しい治療法、最新の技術に関する話題を通して今後のわが国における新生児医療の発展に貢献するとともに参加者の親睦と医道の向上を目的とする。

講演タイトル

「新生児慢性肺疾患と共に」

講師

大阪母子医療センター名誉総長 藤村正哲 先生

参加費

1000円(ワイン・ソフトドリンク、定員50名)
事前申し込み要(お申し込み方法はこちら

セミナー実行委員長:難波文彦(埼玉医科大学総合医療センター小児科)
セミナー実行委員:中西秀彦(北里大学病院小児科)、郷勇人(福島県立医科大学病院小児科)、加藤晋(名古屋市立大学病院小児科)
共催:株式会社 東機貿

事務局:難波文彦(埼玉医科大学総合医療センター小児科)
問い合わせ先:nambaf@saitama-med.ac.jp

第5回 超早産児神経発達症研究会

日時

2019年11月27日(水)18:00~20:00

会場

●SHIROYAMA HOTEL kagoshima 3階第3会場「サファイア」

テーマ

早産児の発達障害を考える

主旨

超早産児の後障害として神経発達症がクローズアップされていますが、その臨床像や病態は、定型発達児のいわゆる神経発達症とは異なる点も多く、その診断基準やフォローアップ体制の再考が必要です。この研究会では、超早産児の神経発達症の病態メカニズムを明らかにし、治療開発を目指し、さらにライフタイムに必要な支援を考えることを目的としています。本講演では、早産児の虚血性脳障害モデルを通しての神経学的後遺症の発現や治療に関して、神経科学研究の視点からの解説を行います。さらに、早産児における就学後の問題点として、読み書きの習得の過程での問題点を取り上げ、超早産児における神経発達症の早期診断に有用な検査バッテリーやフォローアップ体制を考えます。

講演者

  1. 子宮内低灌流による低出生体重モデルラットを用いた行動障害の機序検討と治療法開発への応用
    辻 雅弘(京都女子大学 家政学部 食物栄養学科)
  2. 早産児における就学後の問題点
    福井美保(大阪医科大学 小児科)

単位

小児科専門医制度小児科領域講習 1単位
参加費は2000円です。事前の申し込みは不要です。
代表世話人・連絡先:森岡一朗(日本大学医学部小児科)

第44回ハイリスク児フォローアップ研究会

日時

2019年11月27日(水)18:00~19:00 (学会初日)

会場

第64回日本新生児成育医学会・学術集会 第1会場
SHIROYAMA HOTEL kagoshima「2階 クリスタルガーデンB」

講演タイトル

 「ハイリスク児の長期予後 ~精神科を受診する子ども達~」

講師

独立行政法人国立病院機構菊池病院 田中恭子 先生

参加費

1000円(会員外も当日参加可能です)
(新専門医制度小児科領域講習1単位予定)

講師からの内容紹介

演者は児童精神科医として発達や行動面に課題をもつ子ども達の診療にあたっています。その中にはハイリスク児として小児科でフォローを受け、終了になった後に児童精神科を受診することになった子ども達がいます。ハイリスク児の晩期の課題なのかどうかは分かりませんが、演者の経験からいくつかのケースをご紹介し、経過や予後について考察します。また、小児科でのフォローアップを児童精神科診療に活かすためにどうすればよいかについて検討できればと思います。

第33回Dysmorphologyの夕べ

日時

2019年11月27日(水)18:00~20:00

会場

SHIROYAMA HOTEL Kagoshima 2F 第2会場 アメジスト

テーマ

「新しい時代のディスモルフォロジー」
近年、次世代シークエンサー(NGS)などの網羅的ゲノム解析技術を利用したゲノム医療が、がんや生殖医療など様々な分野で急速に広まっています。小児医療の分野では未診断疾患イニシアチブ(IRUD)が大きな成果を上げ、かつては原因不明とされていた患者さんでも原因が特定できるようになりました。われわれ医療者はこれまでに培われた知識を基に、新しい技術や考え方を臨床の現場で活かしていく必要があります。
今回のディスモルフォロジーの夕べは「新しい時代のディスモルフォロジー」をテーマとして、5人の先生方にご講演をお願いいたしました。この会を通じて新生児科医と遺伝科医の連携を深め、先天異常をもつ患者様とそのご家族にとって最善の医療を提供できるようにしたいと考えています。例年通り夕べの開催となりますが軽食をご用意いたしますので、お気軽にご参加いただければありがたく存じます。

参加費

無料

単位

臨床遺伝専門医制度3単位

主催

日本小児遺伝学会・Dysmorphologyの夕べ実行委員会
実行委員長 清水健司(静岡県立こども病院 遺伝染色体科)
当番世話人 森貞直哉(兵庫県立こども病院 臨床遺伝科)

プログラム

座長 吉橋博史 東京都立小児医療センター 遺伝科
   森貞直哉 兵庫県立こども病院 臨床遺伝科

  1. 日本小児遺伝学会の目指すもの
    黒澤健司 日本小児遺伝学会 理事長
         神奈川県立こども医療センター 遺伝科
  2. NGS時代の遺伝カウンセリング
    川目 裕 東京慈恵会医科大学 遺伝診療部
         東北大学 人材育成部門 遺伝子診療支援・遺伝カウンセリング分野
  3. 実臨床を支援するソフトウェアとウェブサイト
    德富智明 岩手医科大学 臨床遺伝学科
  4. ダウン症候群とNF1:最近の知見
    二宮伸介 倉敷中央病院 遺伝診療部
  5. 新生児科と遺伝科のよりよい連携のために
    清水健司 静岡県立こども病院 遺伝染色体科

第14回新生児感染症管理予防研究会

日時

2019年11月29日(金)7:40~8:40

会場

●SHIROYAMA HOTEL kagoshima 4階第4会場「パール」

テーマ

「隣のNICUがやってる感染対策を意識したケアの実際~皮膚ケアと口腔ケア編~」

  1. 「日常的に実践している皮膚ケアの実際」
    石井真由(大分大学医学部付属病院新生児集中ケア認定看護師)
  2. 「NICUにおける口腔ケアの実際」
    尊田知美(国立病院機構佐賀病院新生児集中ケア認定看護師)

 病的新生児において細菌の侵入門戸となりうる皮膚と口腔に対するケアは、感染対策面において重要です。今回の研究会で、実際の方法やポイントについて他施設に聞いてみましょう。早起きして、ぜひご参加ください。

参加費

500円(パン・ドリンク、定員200名)
事前申し込みは不要です。

代表世話人:大城 誠(名古屋第一赤十字病院小児科)
企画担当世話人:村上春美(熊本市立熊本市民病院感染対策室)
事務局:木下大介(京都第一赤十字病院新生児科)
問い合わせ先:daisukekinoshita04@gmail.com

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